大人なりきり掲示板
- Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.72 )
- 日時: 2019/10/27 00:13
- 名前: 伯璃 (ID: fgNCgvNG)
>>67
「・・・ちょっと、何してくれてんのさ。
もぅ、君は莫迦なの?加減ってものがあるでしょ…」
容赦無く叩きのめす様子に、うわぁ‥。と憐れむ眼差しで眺める。
呆れて溜息を吐き、曇り顔になる。
彼が所属するような組織では手加減なんてしていたら生きて残れる程甘く無い事は知っているが、僕には関係ない事だからね。
「其れなら心配無用だよ。僕らの組織が同盟中で調査をしている事は秘密裏に行なわれているから。」
心配するような彼が訊ねてきた事に答えるよう少々声を潜めつつ言い、そのまま奥へと歩を進めた。
奥に進んで行くと華美な部屋に到着する。
足を踏み入れ先ず、部屋の状況や内装を直様手っ取り早く捉えて観察していき。
其の部屋には男一人が待機していて、接客員は警察が訪ねて来る、と聞かされ奥に身を潜ませているのだろう。
カウチソファに座る男の前にはローテーブルが設置されてあり、机上には開けられた酒瓶が数本と並べられていた。
「もう既にオーナーから聞かされていると思うけど、警察だ。此れから行う聞き込みに素直に答えてもらうよ」
部屋の中心へと移動して、椅子に座る男を鋭い眼光で視界に捉えて、真っ直ぐ見詰めながら口を開いた。
僕はオブラートに包み聞き込み、と云ったが詰問を行う心算でいる。
心なしか、室内にはピリリとした緊張感が漂う。
- Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.73 )
- 日時: 2019/10/27 01:10
- 名前: 唯人 (ID: iykFqmai)
心配は杞憂だったようだ。案外隙はないようだ。スタスタと本気で警察で貫き迷いなく歩く乱歩を溜め息混じりに追いかけ、部屋に入る。部屋には男がいた。彼奴が、目的の奴か。
「チッ、アイツらが手前に手ェ出そうとしてたから助けてやったのに礼も無しかよ」
ぼやきながら扉を閉めて背中を預け、さりげなく出口を塞ぐ。そして、腕を組み、乱歩と男が向かい合う姿を眺めた。
ピリピリと肌を小さな針で刺されるような緊張感。これから始まるのは、取り調べなんかじゃない。
さあ、お手並み拝見といこうか、名探偵?