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>>78

「えー…僕気紛れだから来るか分かんなーい」

また明日も此処に来いよ、と言われるとそう言葉を返し、何処で暮らしてるのかと聞かれると｢えっとー、この辺りの廃墟｣なんて平然と答える

>>81
「ふぅん…じゃあ今日の内に手前の住処割り出しておく。それで、若し此処に来なかったら押し掛けてやるからな、覚悟しとけよ？絶対マフィアに入れてやるから」
にっ、と笑いかけて、琴巴の白銀の髪の頭部をわしゃわしゃ撫でた。
思ったよりずっと柔らかい毛並み。
柔らかい毛並みと、気紛れさと、突然なついてくるような仕草。
猫…犬…？なんか、そこらへんっぽいよなあ。
そう考えたら、笑みがこぼれていた。

>>82

「わわっ……えー、強引な人…」

突然頭を撫でられた事に驚いた様な声を上げ、若し来なかったら押し掛けると言う相手に、ﾑｩ…、とした表情で強引な人、と思っていた事を呟く。

「…中原さん笑ったぁ、俺そっちの方が好きー」

なんて笑みを零した相手の表情を見ると自然と表情を綻ばせ上記を呟いて

>>83
そっちの方が…笑った顔の方が好き、なんて、初めて云われて。柔らかく笑い、好き、なんて云うから…いや、多分、それが原因じゃない、絶対、断じて、違う!!戦闘直後だから……だから、

心臓が、高鳴った。

心無しか、頬も熱い。けれどそれを隠すように咳払いをして、ふいっと背中を向ける。
「と、ともかく…また、明日な、琴巴」
振り返らずに、肩越しに手を振った。

>>84

「…はぁい、中原さんまた明日〜」

振り返る事は無いであろう背中に、長い袖を揺らし乍手を振り返す。
そして、見えなくなった頃に相手とは反対の方向へと足を進める。途中投げたナイフも拾い、楽しかったなぁ、なんて思い乍も住処にしている廃墟に帰って

>>86
次の日もまた次の日もまた、俺は琴巴と一戦を交えた。
そして５日目。俺は完全に琴巴の背後をとることに成功し、首に腕を回して固定し、振り返れないようにした。両手首を掴んで、膝を地面につかせる。もうこれで完全に一本取った。
「思ったより手間取ったな…オイ、勝ったぞ、琴巴。これでポートマフィアに入るんだろ？」
もう降参の姿勢を取っているので傷つけないよう力を緩め、問うと。