15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

>>90
「あ"あ"!?この後に及んで入らねェとかどういう心算だ手前」
云いながら、琴巴の頬を人差し指でぐりぐりつつく。ふう、と息を吐く。まあ、コイツに入る意思がないことはこんだけ一緒にいりゃあ判るがな。
そういえば、今朝、部下に云われたな。『中原幹部、最近楽しそうですね』って。それは…コイツと、戦う日々が続いているからだろうか。イマイチ判らない。けれど、こうして断られてもめげずに此処に来ている自分がいた。本来、部下に任せてもいい筈なのに。何故か、毎日、コイツに会いに来ている、自分がいる。
不思議なもんだな…と、無意識で、その、今しがたつついた、柔らかな頬を撫でていた。

>>92

「うぅ〜…だってぇ、もっと遊びたいし…中原さん構ってくれるんだもん…」

頬をｸﾞﾘｸﾞﾘとつつかれつつも思っている事を述べて。
ココ最近は毎日相手が来てくれるから構って貰えて琴巴としては楽しいのだろう。
入りたくないなぁ、なんて考えていると頬をつつかれる事から撫でられる事に変わり、その優しい手付きに口元を緩ませ笑って

>>93
主人に頭を撫でられた犬か猫のように、とろけた顔をする琴巴に苦笑する。そして、つくづく、俺ってコイツにだけは甘いよなあと自覚しつつ、云った。
「ったく…判った、今日は諦めてやる。その代わり、手前の気が変わるまで来てやるからな」
コイツと遊ぶのは、嫌ではない。寧ろ、楽しい…？
頬を撫でながら、自問自答する。俺はコイツに、何の感情を抱いているのだろう…？
するり、と手を動かすと突然、ペロリと指を舐められた。
「っ!?」

>>94

「えへへ…やったぁ」

自分の気が変わるまで来てくれる相手に嬉しそうな声で上記を呟く。
飴を咥えてなくて口寂しくなったのか、つい相手の指を舐めてしまう。普通なら幾ら口寂しくても舐めないのだが、相手には余程気を許していたのだろう

>>95
「っこら、俺は飴か」
えへへ、と笑う琴巴から手を離して、ポケットをまさぐる。確か、コイツにやろうと思って準備して…ああ、あった。
いちごミルク味の飴。普通なら絶対俺は買わないものだが、これが売っているのを見た瞬間コイツのことが思い浮かんで、衝動で買ってしまったものだ。
「ほらよ」
琴巴の口を狙って、ぽいっと飴を放った。

>>96

「へ？わ、ぁ……ん〜」

自身の口を狙って放たれた飴が見事に口内に入り、ほんのりと広がるいちごミルクの味に表情を緩め、ｺﾛｺﾛと口内で転がし舐めて。

「えへ、甘い…中原さんありがと〜」

お礼を言いつつ相手に抱きつけば擦りついて。その様は本当に人懐っこい犬の様で

>>97
突然抱きつかれ、すりすりとされる。驚いて硬直して、琴巴から漂う飴のような甘い香りに、心臓が高鳴った。
こんな甘い匂いさせて、ふわふわ女みたいで、余り人を警戒しなさそうな。

なんかこいつ、男に狙われそうだな…

とか、ぼんやり、その白銀の頭部をぽんぽん撫でながら考えていた。

その直感が、次の日、当たることになるとも知らずに。

いや、狙われそうとか考えたけど、俺がこいつのこと狙ってるとか、そういう意味じゃねェからな!!
これ以上くっついていると変な気を起こしそうだったので、琴巴を離して、「じゃあ、また明日な」と立ち上がった。そして、そのまま去ろうとしてふと思いだし、振り返った。
「嗚呼そうだ、明日は午後から会議があるから、会うのは早朝になる。琴巴、朝弱いだろ？俺が琴巴の住んでる廃墟まで迎えに行ってやろうか？」

>>98

「朝はねー、俺きらーい。起きれないもん。中原さん来てくれたら頑張って起きる、から、来て欲しいっ」

普通に来て欲しいと言うのも面白味が無いと思ったのかそんな前触れを淡々と言い、最後には来て欲しいと本題の言葉を述べて