>>110「意外だった?いつもはこんな感じなんだよ、俺」虐待のことでぎこちなかったが、本来、彼という男は明朗快活である。もう一度笑うと、徐に冷蔵庫へ寄り、二つのカップアイスを取り出した。「アイス食べない?」>>111「君は悲鳴を上げないし、君との会話は楽しいから。これ以上ない理由でしょ?」相手のことを疑いながらも、情報を得るために怖気付かず話しかける。そういう賢さがある。