>>196「‥暴れるって。俺を何だと思ってんだ、動物じゃあるまいし」悠然とソファに腰掛け、目を瞑った彼の姿を見届けて。既に眠りに落ちて、声は届かないであろう相手に向かって呟く。其れからと云うもの、扉付近迄歩み寄ってみたりはしたが、肩越しに振り返り彼を見遣って様子を窺い、逡巡して今決行すべきでは無い、と判断しその場から離れた。