>>20「分かった、好きそうなものを作るからゆっくり待ってて」当初は自分の好きなものだけを作る予定だった夕飯も、目的が変わった。ハンバーグとコーンスープ、それからサラダ。大方そのあたりで問題はなさそうだ。>>21自分と朔須が玄関に入り、扉が閉まったのを見計らい、朔須を床に押し付ける。「ありがとう、助かったよ」自分のような男をここまで支えるのは、さぞ骨が折れたことだろう。道中の苦労は、最高のスパイスだ。