>>295「…行った、か?」廊下に出る扉へ歩み寄ってなるべく音が立たないようそろりと開き、きょろきょろと様子を窺う。時間は空いたが、そこまで経過してはいない為、まだ階上には彼が居る可能性もある。油断は出来ない、声を潜めさせ独り呟き。