>>481「相手がいるわけではないんですが。昔、番がいたことがあって……」机の上で両手を合わせ、視線を下に向けながら伝える。強制解除されたということは、出来れば言いたくなかった。>>482「……あ、」カゴを置き、別の場所へ向かおうとする彼に置いていかれたくなくて、服の裾を掴む。>>483「ああ、豆乳鍋か。今は豆乳ないなあ……また後日作ってあげる」納得し、暫し止まっていた食事を再開する。悪くない味だ。