>>524「……うん、ありがとう」可愛らしくて、優しい。恋人に、どうしようもなく重ねてしまう。生きていてくれたら、こうしてまた、出かけることもできていたのだろうか。>>525「勿論交通費は自分で出します、奢って頂きましたから」支払いを済ませて貰い店の外に出た頃、改めてそう伝える。「運命の番について、お聞きしたいんです」