>>559「……っあ、はい。ありがとうございます」心配そうな声で覚醒し、激しく鳴る心臓を落ち着かせるべく深呼吸する。横を見て、声をかけてくれた彼へ礼を言った。>>560時折そちらに目をやりながら、こちらも久しぶりのアイスを堪能した。新発売と銘打たれたこれを買ったことは、正解だったようだ。>>561「趣味ないと、そのうち潰れるよ。俺の経験則なんだけど」視線を寄越そうとしない彼に怯むことなく、どこか楽しげに助言する。