>>73「……面白いなあ」地下室を出て、キッチンに向かいながら笑みを浮かべる。今頃脱出の算段を立てているところだろうし、欲しがったものも、それに準ずるものだろう。>>74「まあ、確かに」子供のような言動に笑いながら、食べ終えた食器をシンクに運ぶ。良くも悪くも、自由であることが、良いのかもしれない。