「机上の空論……」 夜凪は熱弁する修一を見て関心なさそうに小さく呟く。二人が歩いていると目の前に数人男たちが来て進路を妨害する。「『父上』の側近がお二人で、仲良いですねぇ」「相変わらず胸でけえなお前」「…………」 男の一人が夜凪の胸を鷲掴みながら笑う。しかし夜凪は面白そうなのでとあえて何もせずに修一の行動を待った。