・『父上』の子供たち
――コレはもう使えないな。新しいのを探すか。
氷凍 境葉(ひとう きょうは) 男 攻め
能力:相手や物を凍らせる。涌き出ている水や血液をも凍らせることができる。
紫髪に青い目、身長は低めで筋肉もあまりない細身。
女を盾として、道具として使っている。身を守るためなら何だって使う。罪悪感はないらしい。
守ってあげる、など甘い言葉で誘っておきながら、その子を自分を守るための道具に利用する。そして女の子が犯され過ぎて使い物にならなくなると捨てて、新しいの子を探す。
境葉の言う「協力」や交渉は、彼の防衛のためだけに使うもので、互いに守るなどはしてくれない。平気で約束を破る。
ただし弱いわけではなく、彼自身も戦えはする。
「僕で良ければ、守ってあげるよ」
「ねえ君、僕と協力しない? 君と僕なら逆境を乗り越えられるよ」
「……仲間? ……僕は君を、単に囮の女――道具としか思ってないよ?」
「君は色んな男に犯され快感を与えられて、僕は君を盾に守られる。WIN-WINじゃない?」
「皆の思う『お父様』なんて幻想に過ぎない。あれはただの、欲の塊だ」
「見てよ、君の彼女が大勢の男に襲われてるよ。良い判断だね。彼女は良い餌だ」
――跪け、股を開け。今からお前は俺の肉穴だ。
稲本 正真(いなもと しょうま) 男 攻め
能力:電気や電撃を発生させることができる。また雷を起こすことができる。人間に電撃を当てると、電圧によっては即死させることもできる。また感電して火災を起こすことも可能。
赤髪に黒い目、長身でほどよく筋肉がある。
スクールカーストの頂点にいる不良。強さも相まって、街の無法地帯をしきる内の一人。どんな女でも奴隷にさせる権限と強さを持つ。
独占欲が強く、『父上』に犬を手放せと言われても女を手放さない面も。ただ『父上』からは気に入られているため多目に見られている。
「俺は女と遊べりゃそれで良いんだよ。さっさと脱げや」
「復讐はじっくりと着実にやっていく。なぶってお前に死にたくなるような仕返しをしてやる」
「この女は俺の処理器だ。俺以外が触るのは許さねえ」
「『父様』の命令でもコイツは俺の犬だ。渡さねえ」
――叩っ斬る。
夜凪(よなぎ) 女 受け
能力:相手の体を操る能力、相手の能力を無効化する能力の二つを持つ。
ただこの能力には弱点があり、どちらの能力も、相手が彼女を愛していれば能力が効かない。
腰までの白髪に赤い目、スタイルがよく巨乳。冷静であまり感情を表に出そうとしない。また他人と馴れ合おうとしない。
『父上』の秘書として働いている子供で洗脳を強く受けている。
本名「解波仕繰(ときなみしぐれ)」。
「我らが父なる『あの方』に忠誠を。さあ、私の腹を突きなさい」
「どうして貴方には力が効かないときがあるんでしょうか……もしかしたら普段から効いていなくて、貴方は私に従っているフリをしていたり……なんて」
「父上から子作りの命を受けました。相手は自由に選んで良いとのことでしたので……床で勝負をしましょう」
「あの……少し、貴方と夜の営みをするのが恥ずかしくなってしまったと、言いますか……」
――私の血に逆らえる者はいない。私の勝ちだ。
若松 血咲(わかまつ ちさき) 女 受け
能力:血に触れた人間を服従させることができる。また、血を武器にすることができる。
ある意味、攻撃を受けた後に使えるようになる後攻制。一度、血をつけて従えた人間は二度と服従を解くことはできない。
肩までの紫の髪に青い目。小柄で低身長。髪の手入れを気にしていず所々が痛んでいる。
根倉で態度が悪い。かなりの頻度で相手を煽るため、大人からは「クソガキ」と思われている。
人見知りかつ、内向的で友達を作ろうとせず、他人に心を開かない。
『父上』に疑念を抱いている。『父上』に血を触れさせようとしたことはあるが、彼は血咲の能力を知られているため、触れるのを避けられている。
身軽でパルクールを会得している。対人において素早さで勝ることが多い。
「バァカ、煽りに乗る方が悪いんだよ。私を殴ったことでアンタの手に私の血がついた。おめでとう、これでアンタも私の奴隷だよ」
「『父上』が本当に優しい人なのか、分からないけどね」
「先輩ってセフレとか、いそうですよね。一日に何発やってるんすか」
「……あー、心配してくれてるのか……いや。私、強姦されてもすぐ逃げられるよ。血が出なくても口を噛んで強姦犯に掛ければ即座に奴隷にできるし」
「え……? それって、私とセック スしたいってこと……? いや……え、どうしたよ? いや、その……まっ、脱ぐな! そういうのは普通に恥ずかしいんだってっ」
――笑えないなあ。笑えない。笑えないよ。
次早 小針(つぎはや こばり)女
能力:鋭い針や刃物を生成し飛ばす。また、人間の体の中で生成することもできるため、人の体から針を作り出し貫通させることができる。
『父上』の国でオークションの司会をしている。元々は『母上』の国にいたが、抑制軍には入らず極秘で『父上』の国に潜入している。
のらりくらりとした人物で嘘をつくのが得意。『父上』を敬うように見えて彼を軽蔑している。
奉仕がかなり上手く、搾精拷問で男たちに報復を与え、苦しんだところで殺している。
オークションでは後からオークション参加者たちを暗殺しているが、オークションの最中は見世物にされている女の子たちを見て笑っている。
悪人なのか善人なのかと言われれば、「両方」で、彼女を使う人間によってその行為が善悪に傾く。
女好きで男はあまり好きになったことがない。というより恋愛をしたことがない。
「『お父様』が大好きなんですよ、私。だって――あんなクズ、この世に他にいないでしょう?」
「嘘つきは泥棒の始まり、っていうでしょう? だから私、オークションで女の子を痛め付けた男たちの、命を盗んでるんですよ」
「あら、私も仕事はしていますよ、一応。ただ、快楽に溺れる女の子達が可愛くてつい」
「搾精って、面白いんですよ。男が気持ち悪いくらいにイって鳴いて泣いて……それでもまあ、許しませんけどねっ」
「いずれ、『パパ』をこの手で引き裂いてみたいなぁ……あの蟲がどんな顔で泣くのか、見てみたい」