>>18「心配はご無用。君はただ、私に身を預ければ宜しい」杖の音を一度、大きく鳴らす。凡そ我が弱そうな彼ならば、あと少しで折れるだろう。>>19「この後は、白石様の元へ帰られるのですか?」胡桃が歩くたび、ヒールの音が店内へ響く。店の扉の鍵を掛け、カーテンを閉めた。