>>205「さぁ、おやすみ。後で、君の好きなものを作ろうね」眠れなくても構わないから、と付け足す。カーテンを閉め、部屋を薄暗くした。>>206「可愛い顔をするねぇ」左目の下に口付け、立ち上がる。切った髪の毛を纏めて捨ててから、使った道具を片付けた。>>207「助かりました、あの方は私のお客様ではなかったようですから」初めに値段を聞く客には売らない。そういう者達は、それが人間だと気づくと、真っ先に我々を罵り、ドールを捨てるのだ。