>>483「それなら、行こうか」頭を撫でるのをやめ、杖をつきながら玄関に向かい、靴を履く。>>484「だと良いんだけどねぇ……」大切なものはいつも手から零れ落ちる。閉じ込めてしまいたいと思う、嫌な胸騒ぎがやまない。>>485「隠せないところに、つけてあげようね……」独占欲の証を、首を覆わない限り隠せない場所に付ける。