>>707「!……ほしい、です」欲しいかと問われて、少し迷ったあとに頷く。自分ごときがもらっていいのかという不安と、どんなはじめてだろうという期待でいっぱいになる。自分のはじめてなら、この人に全て捧げたい、そんな風に思った。