>>917「…僕は、悪い子なので…っ、そんな風に言われたら、したくなります。」ふ、と目を細めて笑みを浮かべ、唇を思い切り噛んだ。乾燥気味だった唇はいとも簡単に切れた。ぴりっとした感覚がして、血の独特な味がした。それから、少し躊躇った後、そっと唇を重ねた。