>>159「随分魘されていた様だが、大丈夫か?」目を覚ました彼に、顔を覗き込んで訊く。然し、此方を見詰める視線で即座として違和感を抱き、眉を顰めて恐る恐ると云ったように、首を僅かに傾げて言葉を続ける。「若しや此れ迄の経緯、覚えてないか?」出来れば自発的に思い出してくれると良いんだがな。と願いながら。