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朝礼は終わり、いつの間にか睡眠に入った伍樹はそのまま授業へ移り入り。
朝から逃げ回ったせいか、伏せたり逸らすようにしていたのも、お構いなしに修哉の方を向いて、あどけない寝顔を晒すよう授業中ぐっすりと熟睡していた。
唐突に名指しされ、寝顔が皆んなの目に晒される中、視線を注がれているとは露知らず、起きる気配が無かったが為、出席票でパシ、と額をしばかれ、先生に因り強制的に意識が浮上させられて。
「いってぇーな！なにしやがんだっ。だってよぉ、今朝風紀委員に追い回されたんだぜ。」
忠告を受け、相変わらず言葉遣いが悪いままで、額に手を当て乍泣き言を口にして、教卓へ戻って行く先生の背を忌々しげに見詰め、不貞腐れる。