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「あ、おいっ馬鹿、……。横槍入れんなってのによ‥応、まぁその‥なんか悪りぃな」
毎度の事、親父との言葉の応酬である言い合いをしていると、呆れた様子の修哉にいきなりスマホを奪われて焦るも口を噤み、俺に代弁して遣り取りをする彼を見詰め、大人しく耳を傾けて。
スマホを返されて素直に受け取り、画面をスクロールさせ、旧友からの久しい通知がきていたのをチラリと確認し、後で返信しとくか、と少し遠くへ手放しては歯切れ悪く吃り乍も、修哉を放って下らない口論をしていた事に、彼を上目遣いに見遣って、詫びを入れる。
「ふはッ‥恋人のって、修哉は其れで良いのかよ。またの機会に紹介して、相手が男だって知ったら仰天するかもなっ！まさか男相手に俺がよがっちまうとも、思わねーだろうしなぁ。」
彼がふと呟いた事に、苦笑して言い、紹介する事を前提に、吃驚する反応を想像してケラケラと、愉快に笑って。