>>231「入れるってさ。入ろうか」指差された先を見て頷き、昼時だからか空いているお化け屋敷へ手を引いて入った。>>232裾を折り終えると、シャンプーとボディソープの香りに包まれ、暖かさも相まってうとうととし始めた。>>233「……ちょっと、休みたい……」改めて店員と対峙すると緊張してしまい、訝しむ目を向けられたことも、また緊張に繋がってしまった。