>>285「違う、んです……嫌とかじゃなくて……」相手をちらりと見て、朝のことを鮮明に思い出す。温度、香り、胸の高鳴り。頬を紅潮させながらも首を横に振った。>>286「よくこういうの見えんの?」楽しそうにしているところを邪魔するように話しかけてしまったことに、言い終えて気づいた。