>>307「急だったのに、付き合ってくれてありがとう。楽しかった」ショッピングモールの出口へ着き、相手の方を向いて礼を言った。>>308ばたばたと慌てる相手を見て、時間が迫っていることにはっとした。時間を忘れてゆっくりしすぎた、と皿を拭きながら思った。 >>309「へぇ……意思疎通ができるのか」荒唐無稽な話に思えたが、彼が言うならそうなのだろう。最も、自分には縁がなさすぎて想像すら出来ないけれど。