>>464「ごめん、待たせた」頭や身体を入念に洗い、緊張を抑えながら、部屋へ戻る。髪も乾かし、相手がいるベッドへ腰掛けた。>>465「はい。元々ものも少ない方で」閑散としていた部屋の荷造りをするのはさほど大変なことではなく、殆ど荷物を運び出すだけになっている。>>466「じゃあ、他の人よりもっと褒めるよ」特別になりたいなどという傲慢さを心の奥へ押し留め、思っていることを口に出していこうと決めた。