>>881扉を開くと同時に聴こえた歌に聞き惚れる。同時にまだ目が慣れない暗がりから誰と尋ねられ。未知の存在に驚いて怯えそうになるが自分は役員だと内心で叱責し、ちょっと緊張した声色で。「生徒会副会長の……なんだ、楓音か」目が慣れはじめ、そこにいる相手の輪郭にほっとして座り込む。