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恋人なんだからと再びハッキリ言われ、引かれないだろうかと思いつつ自分も言い淀んだ事を相手に伝えようと。
「感じがして……その、普段より意識してしまうんだよ」
言ってしまったと、恥ずかしくなりながら困ったようにへにゃりと笑う。
「んん……確かに、鍛えてはないが…。俺は別に普通……」
複雑な表情を浮かべながら、諦めて自分も持ち上げる。持ち上げて、1人だったら3往復する所だったと察するとそのまま口を閉じる。
行こうといわれ、ああ。と返事をして。道を案内しないとと、相手の方に向かい。