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>>144

「ゆうとぉ…？なんだ、修哉か…まだだ、もう少し寝させろ‥って、今放課後っつったのか？普通にやべぇじゃん、寝過ごしちまった、なんで五時間目が終わった時点で起こしに来てくれなかったんだよ…。」
先程夢を見ていたのか、夢現の中旧友の名を呼んでしまった事を、何もなかったようにあっさり流し、再び眠りに入ろうとしたところで、よくよく考えてみれば何時頃かを理解し、文句を垂れる。
「……んあ？お前、此処に痕付けてたっけか？つーか、微かにカーテン開く音したけどよ、俺寝る前カーテン閉めた覚えねぇ」
上半身を起こし、しっとりと汗ばんだ肌に不快に近い違和感を抱きつつ、乱れてた服装を戻していると、見えやすい位置に付いた、見覚えの無い痕が目に入り、修哉には衝撃的な事だろうが、確認のつもりで何気無しに訊く。
次いで、寝る前の状態記憶を思い出し、可笑しな点も告げて。