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『はは、別に褒めてた訳じゃ無かったんだがな』
修哉の余裕さに苦笑し、言葉の応酬をする。
「ちぇっ、わかったもうしない。」
修哉の言う事に、理解はしているが腑に落ちず、了承の意を込めた返事をするもツンとした態度をとり。
突拍子もなく行動をする癖して、肝心の二人きりの時、側に居るだけで充分、と自分の時間に浸っている、なんて事が殆どだ。
『(分かりやすいが扱い方は難しいぞ、修哉君。伍樹はこうなったら頑固だからな。)』
伍樹と修哉の様子を傍観していたが、伍樹から話を振られ、お互いコーラを飲みつつ近況報告をしあい、懐かしい思い出もすれば、伍樹は愉快そうにゲラゲラ笑い。
『あ、わり。俺この後用有ってそろそろ行かないと。後は二人きりで過ごしな、』
暫く話に華を咲かせて、約束した後に入ってしまった予定があり、立ち上がって三人分の代金を机上に出すと伍樹からおー、と返ってくれば時間に余裕がない為、駆け足で喫茶店を後にした。
「…悠斗も忙しいんだとよ。」
机に突っ伏すと、心做しか寂しそうに呟き。