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>>533

「え、此処…お前、なんか企んでるだろ。別に良いけど、…もう払えねぇよ、俺。」
手首を掴まれ進む足を引き止められると、振り向いて彼を見上げ、指差す先を見遣れば、何処か企みのある微笑みの意味が分かった。
つっても、年齢制限とか大丈夫なのかよ…と思うところはあるが、捻挫した足を休ませれるならなんだって良いか、と軽い気持ちで了承するも、ホテルに入る事になる迄は考慮して無かった為、先程ペアリングを買ったと云う事にも関係して、部屋を借りる程の余裕がある所持金では無いぞ、と少し申し訳無さそうに投げ掛ける。