>>20元研究員という単語が脳内で何度もリフレインする。「じょうだん、だよな……?……だって…師匠だってまだ俺を必要としてるはず」あれだけ可愛らしいと見惚れた相手の笑みが今更恐ろしく感じて、へなりと座り込む。床のひんやりとした感覚に少し冷静になる。「……じゃあ、何をするんだよ。穀潰しを飼ういわれはないだろ」やや自棄になって、救いを求めるように相手に尋ねて。