>>116「ははっ…そうなったら、俺はお前に食べられようかな?」少しばかり理想と本心を混ぜこんでそんな冗談を口にする。何も知らずに嬉しそうに微笑む相手に優しく微笑みかえし、そっと頬を撫でようとして止める。「…………ごめんな」相手に幸せになって欲しいという気持ちは所詮は俺のエゴだと言い聞かせながら、腕を下げて。