「先輩じゃなきゃダメなの! 僕、先輩がジュリエットなら、ロミオすっごい上手に出来るよ! 逆に、先輩じゃなかったらきっと目も当てられないよ、先輩以外に愛してるって叫ぶの絶対嫌だもん。演劇の天才で可愛い先輩がジュリエットなら、絶対盛り上がるよ!」まくしたてて、困惑顔の先輩の隣に周り、しゃがんで、両手を掴んでぎゅっと握った。上目遣いで、先輩をみつめる。「ねっ、お願い。先輩、、」