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「きもちいぃ…ふぅ…。」
冷たくて、が抜けてしまったのも冷えピタを貼ってくれた事で気が抜けているのか、幾らか上擦った声音で事情を知らない人にとっては、少々語弊のある言い方で、口を滑らす。
しゃがんでいる彼の胸元へ背を預け布団を引き寄せると凭れ掛かり乍、ふやけた締まりのない顔で熱の篭った吐息を声に出して。
「…何買ったの、幾らだった？」
間を置き、彼の顔を見上げ乍値段を聞く其の姿は胸元が見えやすくなり。