>>554「きのう…昨日、あのまま返してくれてありがとう…って言うの忘れちゃって…」自分のヒートにあてられながらも必死に自分の手を噛んでまで耐えた涼ちゃんにβだとこのまま嘘をつき続ければいいか、少しだけ迷ってしまった。「涼ちゃん、ありがとう…友達でいてくれて」それでも由希はこういう涼ちゃんとの純粋な関係を断つことができそうにないほど涼ちゃんとの関係が好きだった。