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「初めての御利用になられますね。私、此処ホストのオーナーを務めさせて頂いてます。〇〇君、此の御客様の御対応をして差し上げなさい。」
御得意様の対応をしていると、丁度相手が入ってきた途端、ふわりと匂いが鼻腔を掠め、体調が優れないからなのか、それとも＿。取り敢えず顔を上げ、くらっと眩暈がしたも、なんとか持ち堪えた。
姿勢を正し彼に向き直れば、目元は隠されて異様な出で立ちではあるも、胸元にとん、と手を添え頭を下げると、口元に笑みを湛えた、礼儀正しく相手を歓迎する。
名を呼ばれたホストは、素早く前に出て、「お席は此方となります。」と案内して。