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「ぇっと…、勘違いしてません？一回きりと告げた筈ですよね。其れは…上からの命があるので…帰れない、です。」
早いかな、と言う相手に困惑顔で訂正しては、自身の方に足を屈折させて座り、帰りなさいとの指示にそう簡単に帰れない、と眉を下げつつ述べ、彼が服装を正してくれる様子に気を抜いて身を委ねるかたちで、無防備にして。
その際、連れ添わせた光輝の事もあるし、若しかしたら探しにそろそろ来るかもしれないな、とぼんやり物思いに耽り。