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Re: 【指名制】空蝉を篝火で灯して、【募集中】 ( No.13 )
日時: 2020/06/21 21:06
名前: 憑 ◆R1q13vozjY (ID: gznRsWt8)

>>12/睦花 様

「嗚呼驚かせてしまったか、すまない」

吃驚を孕んだ短い悲鳴と共に、黄色の瞳と赤色の瞳が交差する。まさか声を掛けて早々至近距離で顔を合わせることになるとは思っていなかったのか、八手はパチパチと数回気の抜けたような瞬きを繰り返した。ぱちくりと何度も瞬きをしながらも、目の前の彼女は驚いたから振り向いたのだということに気付けば、納得したような素振りでフッと少し笑み。対面している状態で敢えて彼女の背丈に合わせる必要は無いだろうと思えば屈み気味に丸まっていた背筋をピンと立てて。そしてそのまま、浮かべた微笑みを崩さないまま謝罪の言葉を述べてみせるものの、申し訳無いとは全く思っていなさそうな声色であり

「......なぁに、我のことは只の天狗と思えば良い。それで、お前さんは一体何処から来たんだい? 少なくとも、“此処の者”ではないのだろう?」

次いで自身のことについて聞かれればどう答えようかしばし思考するものの、口から出た答えは微妙にはぐらかすような曖昧なもので。口を閉じること無く流れるように先程した質問を再度問い掛ければ、彼女の手の先にある提灯を静かに指差す。この提灯が一体何を意味するのか。八手はそれを知っている故にどことなく哀れむような瞳で提灯を尻目に見つつ、鎌を掛けるような口振りで問い掛けて。


(/いえいえ、描写のズレは此方で調整します故お気になさらず......!)