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「助かる。…良いよ、俺一人で。客寄せぐらい如何って事ないし。んじゃ、行ってくるぜ」
もやもやと気分が優れないのだ、と察してくれたようで、幾分かは顔色が明るくなりお礼を言うと、案内板を腕に抱え教室を抜けた。
「えぇ、素敵な執事も居ますので、是非御来場なさって下さいな。」
素敵な執事とは即ち修哉の事であり、最初のうちは類の元へ客寄せの功績が口々に告げられていたが、現状は目隠しで空き教室に連れ込まれ、折角皆んなで準備してきたのに台無しにしたくない、と大人しくいれば、声が漏れぬよう布を咥えさせられた、後先を考えメイド服が汚れないよう配慮してか、ミニスカをたくし上げられた状態で服の上から縛り付けられ、机上に横たわらせられていた。