【男の子】
「君の人生に殺されるって単語がなければいいけどね」
三嶋 功(みしま こう)
少し長めの黒髪に黒い目、長身で目つきが鋭い。
冷静沈着で冷淡。いつも一人でいて、静かなのが好きなため友達を作らない。
テネブラの戦闘員であり、中でもかなりの強さを誇る。が、いつも単独戦で全く協力しようとしない。
愛情など全くなく、気になった異性は相手の意志関係なく犯す。社会的地位や他人の評価を気にしていず、自分の好きなようにやっている。
自分の気になる女性に恋人がいればその男を殺す。自分の邪魔をする男がいれば殺す。逆らう女性は力づくで押さえる。
「人に助けを求める前にまずは逃げなよ」
「僕は相手の了承なんて取らない。僕が性交をしたいと思えば君を襲う。君が泣こうが傷つこうが関係ないね」
「残念ながら、君いわく僕は無神経らしいから。君のことなんて一切考えてないよ。君に恋人がいようが、僕は君を食らい、邪魔な男は砕く。そこに君の意志はない」
「皆のお兄さん参上! 可愛い女の子は俺が守るよ、ってね」
大槻 博之(おおつき ひろゆき)
赤黒い髪に赤い目、長身で二十代後半ほど、テネブラの幹部の一人。
へらへらしていてふざけているように見えるが、マトモな人間でいざというときは頼りになる重鎮。皆のお兄さん的存在で、仲間の危機に駆けつける。
女性好きでいろいろな女性をナンパする。がしかし学生などには本気で手を出そうとはしない。
男女ともに仲が良く、よくテネブラの後輩男子を合コンに誘う。
テネブラではかなり強い戦闘員であり、任務でなくても自分の判断で一般人のボディーガードを
積極的に行っている。
「やあ、突然だけどこれから君を守ることになった者です。そうだな、ボディーガード、とでも言えばいいかな? 君を守る理由はただ一つ、君が狙われているから、だよ」
「せっかくだから車で送っていってあげるよ。電車だと混雑のなか狙われたら危ないからね……これまで通りの生活とはいかなくなって不安かもしれないけど、少しだけ我慢してほしい。大丈夫、俺が必ず君を守るから」
「ねー聞いてよ○○君! おっさん言われたよ! どっちかと言ったら俺より君のほうがおっさんぽいのに! 年齢的には俺のほうがおっさんなのは事実だけどっ!」
「守れない戦闘員は強くなる必要がある。拗ねたり落ち込んだりする暇はないさ。俺は君たちを守るために強くなる」
「さすがに女子高生に手出すと冷たい目で見られそうだからね……もう少し大人になってから、ね?」
「兄貴と俺比べてんのか? てめえ殺すぞ」
大槻 犬矢(おおつき けんや)
赤黒い髪に黒い目、少し身長は低め。博之の弟で、同じくテネブラの戦闘員。
傲慢で上から目線。自己中で口調が荒く、優しさのかけらもない。
よく兄と比べられることがあり、比較されると激怒する。が実際に兄の博之とは戦いへの意識からして差がありすぎる。犬矢は護衛に性行の条件をつけるなど、倫理観が疑われるが、本人いわく「こっちも命がかかってることを無償でやるのは割に合わない」とのこと。
兄を除けばテネブラでは一番強い、と自負している。
「はっ……セックス一回で一日お前を護衛してやるよ。守られたきゃ俺に体売れよ」
「二人して敵に閉じ込められたと……これさー……お前を犯せるチャンスじゃね? 黙って言うこと聞いとけよ」
「しょせん弱者は訓練したところで強者には敵わねーんだよ。俺は俺の命を守るためだけに力を使う。お前の護衛なんかするつもりねーよ。仕事でもねーし」
「いいか、二度と逆らうなよ。俺の言うことを守ってりゃ死なねーんだよ。黙って俺の後ろついてこい」
「どーせ俺より強い戦闘員は他にいねえよ。俺から逃げられると思うなよ」