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「なっ、揶揄うなよ…そんな格好で不用意に近付かないでッ」
彼が言うように、この前の行為を思い出してしまい紅潮させ、ムッと拗ねれば非難して。
そんな格好で、とは言うも彼は未だ上半身しか脱いでいないのだが。
其れもそう、まだ抑制剤を今日の分は飲んでいないからだ。肌を露わにさせた身体で迂闊に迫られると、発情し兼ねない。
普段温厚で余裕のある構えでいる天涅が、今は此の表情の変わりようで、興味深い好奇心が唆られる事だろう。
自身は一度彼を見据えると、必死に彼から目線を外そうとして。