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>>991

「……不躾な事を言うようではありますが、私じゃなくても良いと思うんですが。其の辺りは如何お考えで？私は、…未だ貴方を好きになれそうにないんです。あ、別に貴方を嫌ってるとかではなく、その…中々実感が湧かなくて…。一ノ瀬さんならもっと相応しい人も居るでしょう？？」
自身の事をそう云う子が好きだよ、と囁くように言われ、一ノ瀬さんに対してなりたいと望んでいる番相手は幾らでも居ると思うし、選り取り見取りであろうと、目を伏せつつ申して。