>>27「……もう六年です。六年経っても、なにも変われませんでした」落ち着かせるように息を吐きつつ、どこか諦めたように言う。>>28「……ん……?ぁ、おきたの、」抱きしめられて目覚め、寝起きでかすれた声で寝ぼけながら声をかける。>>29「先にシャワーだけ浴びさせて。そのままやるなら、一緒に入る?」羽織っていた上着を脱いでハンガーにかけながら、浴室を指さす。