>>116「嫌…やだ、…うぅ…」相手の声はほぼ耳に入っておらず、何を恐れているのか、首を小さく振りつつ譫言のように呟き、焦点の合っていない瞳で一度彼を上目遣いに見遣ると、直ぐに俯き、ぎゅっと彼の腰辺りへ腕を回せば、抱き付いて。