>>286「っ……な、何の御用ですか……」 変装した井草の姿を見て驚き、下着を履いていることがバレないように車の隅へ行く。>>287「別に。君が謝る必要はないよ」 レイは痴漢の男から離れても周りを警戒しながら、普段の無表情を崩し安心させるように少し微笑む。「それより……あの男、通報するかい?」 次の駅で無理矢理引き降ろすこともできるが、蒼が大事にさせたくなければ何もしないつもりでいる。