>>199「ありがとうございます……いえ、気にしないでください」 本当は送りたいと言われて胸が揺さぶられ、こそばゆくなって顔をそむける。体を拭いて服を着ると明人のそばに来る。「あの、お礼したいのですが……その、また会えますか」 三城は気恥しそうに一度目をそらし、明人の方に視線を戻して彼を見つめる。