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>>60
「ありがとうございます」
　笑われても一瞬驚き、すぐに無表情に戻って袋を受け取る。礼をいうとまた後ろにつく。またついていくつもりらしいが、後ろにつきはすれど横に並ぶことはしない。


>>62
　三城はメニューのデザートから目を離して明人を見たとき、彼の様子が目に入って少しの間見入ってしまう。
「あ……はい、決まりました。店員さん、呼びましょうか」
　話しかけられて慌てて返答し、メニュー表を自分の前に立てて見られないように顔を隠す。
　テーブルのベルを鳴らして店員を呼べば、先ほど奥ではしゃいでいた女性店員が二人揃って明人たちのもとに来る。
　一人で十分だが二人きた店員に三城は怪訝そうにしていた。

>>63
「普段の授業に興味はないんですか」
　授業以外にもクラスの友達と話すのが楽しかったりだとか、教室のほうがいいであろう理由は浮かぶが一織は不思議そうにして。