>>85「…ちょっと、幾ら何でも近すぎだよ」頬に添えられていた相手の手を振り払い、片手で彼を遠去けると咎めた。「よくもまぁ、私みたいな人間に熱中出来るもんだね」傍から見ればキス寸前だったなんて、恐らく向こうはそんな気は無いだろうし、考えない事にして。