【墓石部】
トレイター専門高校の中でも、かなり歪んだ部活。部長の千草が、趣味で捕えた犯罪者たちを洗脳し、警戒特例区外の闇市に売り払っている。
人身売買なのだが犯罪者を洗脳しての売買なため、特例区の管理者である一条刑は許可している。
――指名キャラ――
志ノ原 千草/しのはら ちぐさ 男
薄い紫色の髪に紫の目、身長168cm。細身で小柄、制服を改造していくつかポーチを付けており、中には毒薬などが入っている。
冷静沈着で少々淡白。それよりも性格がなかなかに歪んでいるため、本人も近づく者には忠告している。
犯罪者には何をしてもいいと考えており、捕らえて部員の貢の力で洗脳し、特例区外に売りさばいている。ただ別にサディストなどというわけではなく、ただ単なる洗脳というものへの興味でやっているだけ。
犯罪者を外へ売りさばき殺してはいないため、部活の成績はそれほど良くはない。
部員の貢と同じく、攻撃を受けたりするときは、ふざけた悲鳴を出して煽ってくる。
ダブルトレイツ〈知力/治癒(αトレイト)〉
●学校では
「僕は基本的に誰にも興味がないので関わらなくて結構です」
「君、僕のこと知ってから近づいたほうがいいんじゃないかい? 特に女の子だし」
●攻撃を受けたとき
「いやー、こわーい」
●部活
「犯罪者って、何してもいいんですよね。なら展示しても良くないですか?」
「僕らの邪魔するなら帰ってくれません?」
「あー……僕、別にサディストってわけじゃないんで。期待しないでください」
「僕も洗脳のトレイトが欲しかったですよ。そうすれば好きに人間を歪められる」
●人を好きになってSに目覚めるとき
「ああ……好きな人の快楽に歪んだ顔を見れるのってこんなに面白いことなんですね……」
「僕が飽きるまで解放しませんからね。ずっと君の喘ぎ声を聞きたいので、ずっと犯し続けますよ」
●好きな人が奪われたとき
「アンタか、俺の大事なの奪ってったの……アンタは地面に埋めることにした。墓石立ててあげるよ」
西ノ川 貢/にしのがわ みつぐ 女
水色の目、長い銀髪を左側に結っている。身長は155cmで胸は普通程度。制服の下に様々な武器を仕込んでいる。
冷静で淡白だがよくふざけており、人をからかうことが好き。戦う相手などにはめちゃくちゃ煽る。
千草は性格が歪んでいるが、そんな彼を何とも思わない貢も大概性格が歪んでいる。
千草の人身売買については、「犯罪者だから。自業自得」という主義。
キャリーケースを常備しており、その中には犯罪者の死体や、売買する犯罪者を収めている。それをいつも運んでいるため、笑顔でもけっこう闇が深い人物。
部長の千草と同じく、攻撃を受けたりするときは、ふざけた悲鳴を出して煽ってくる。
ダブルトレイツ〈戦闘能力/洗脳〉
本来は戦闘に使う能力であるが、千草の頼みを受けて犯罪者を洗脳している。洗脳は永遠に解くことができず、無条件で彼女の言いなりにすることができる。
●学校では
「私は西ノ川貢。キミを奪いに来たよ」
●攻撃を受けたとき
「いやーん、こわーい」
●キャリーケース
「このキャリーケースに何が入ってるかって? 知らぬが仏だよ」
●千草の行動について
「私は志ノ原の幼馴染だしなー。もう慣れた」
「残念ながら、犯罪者以外は洗脳するつもりないよ」
●恋愛
「戦いが頻繁にあるここで恋愛してたら心もたなくない?」
「守りたいものができた。私は君(そのひと)のためなら命も差し出すよ」
●大切な人を傷つけられたら
「キャリーケース、まだ三つ残ってるんだよね。赤と白と青、キミはどれがいい?」
「すなわち、死ねってことだよ」
【復讐屋】
「復讐部」という部活兼、「復讐屋」という企業。企業と言っても小さな店。
復讐部の部活のビラと、復讐屋のアルバイトの求人広告は別で出している。
他の部活は校内に部室があるが、復讐屋は警戒特例区の閑散とした倉庫街に小さな事務所がある。
廃部寸前みたいな組織。現在の部員は部長一人。
特別区外のマフィアやヤクザ、政治家の暗殺や抹殺、一般人の復讐の依頼を主に行っている。それらの仕事があるせいで特別区での活動が少なく、部活成績最下位が続いている。
最下位なため学生から不人気であるのだが、部長の満神夕が部活勧誘のビラやアルバイトの求人広告に『ヤクザ・マフィアの殺人楽しんじゃいましょうよ!』的な物騒な文言を入れるため人が寄らない。
夕は学生から危険を避けるため入部しないようにわざとこうしているらしい。
――指名キャラ――
満神 夕/みかみ せき 女
腰までの灰色の挑発に黒い目、身長178cm。スタイルはいいが、学校内でも制服の上に茶色いコートをまとっているため体格がわかりにくい。
冷静沈着で真面目、冷めた声色で口調は丁寧だが、たまに毒を吐く。飄々としているが本音を隠しているタイプの人間で、本音はわりと暴力的な脳筋。
復讐や報復は、相手からされた分だけをし返す、天秤を必ず水平にする主義。
自分が傷つけられた場合は、その分を返し、それ以上は過剰暴行になると制止する。
そのくせに知人が傷つけられた場合は、水平にする主義なんて忘れて、どんどん過剰暴行していく。容赦しない。
恋愛は特に興味がない。誰かを好きになっても客観的な物言いをする。
部活の中でも特区外の依頼もこなしていることから異例の部活とされている。設立したのは政府と一条刑の命令が原因。もともと親が特例区に送られた犯罪者で、親の慰謝料と借金返済を払う代わりに、政府等に無賃で働かされている。トレイター専門高校に入学したその日に、特例区に送られた犯罪者の親を殺している。
特区外の仕事が忙しくて必然的に特区内での活動が少ないのだが、一条刑はそれを分かっていて部長の満神夕に圧力をかけている。
いつも運営の小言を聞かされに高校の理事室に呼び出されている。
トリプルトレイツ〈知力/戦闘能力/治癒(αトレイト)〉
トリプルトレイツであり、αトレイトの治癒の力を持つ。戦闘能力は他より強いものの、何よりも部員が自分一人であるため多対一では苦戦することが多い。
●学校では
「満神です。よろしくお願いします。」
「首席はパートナー選びに追いかけ回されるので隠れてました。貴方もめちゃくちゃ追いかけられてませんか……イケメンのダブルトレイツの優等生ってそりゃ狙われますよ……大変ですね」
「……あ、すみません。あの上級生を殺したく……んんっ。怒りたくなりました」
○自分が傷つけられた場合
「殴られた分を殴り返すのが一番です。私が右頬を殴られた報復でこの人の右頬を殴ったのに、貴方も殴ったら過剰暴行になりますよ。ダメです。天秤は必ず水平にですよ」
○友人(あなた)が傷つけられた場合
「ふむ。貴方が頬に一発、腹に一発殴られたわけですか……じゃあ、 この人の足の骨折りましょうか。殺してもいいですよ……過剰暴行? 報復はそんなもので縛られる必要ありませんから」
●活動
「ここにいたら運営にしょっぴかれますよ。ここ廃れてるんで」
「運営に呼び出されたので行ってきます。一緒に来ないほうがいいですよ。一条の小言聞かないといけないので」
●拠点にて怪我人が来たら
「久しぶりにお客さんが来たと思ったら……ここは医務室じゃないんですよー」
●あの広告で入部者、アルバイトが来てしまったら
「いや、確かにうちアルバイトの求人も出してるけどさ……『暗殺・殺人楽しんじゃいましょうよ!』って書いてある広告見たら来ないでしょう普通」
●一緒の部屋で住む
「貴方は男、私は女。一つ屋根の下で寝るのはアウトでしょう……聞いてくださいよ」
●好きになりそう
「うーん、貴方のことを好きになりそうだ……え、なんでそんな近づくんですか。引けよ」
「……貴方に貪られる夢を見たのですが。いや、だからその……せ、セッ……犯されてる夢をですね……ニヤニヤするな」
●仕事時
「馬鹿がいたから潰しておいた。これから依頼するときは、ちゃんと良識を持ってお願いしに来ることだな」
「悪いね。私は善人じゃないんだ。簡単に君を陥れることできるから……私の大切な人に手を出さないでくれるか」