>>366「…もぅ、そう云うところに愛想を尽かすんですよ。」いつも慈愛を籠めた眼差しをしている自身は冷めた目を向け、少し前へ出ると危害を加えられぬよう、彼に腕を伸ばし庇いつつ「行きますか?」とホテルの方へ目線をチラリと流しつつ、小声で指示を仰ぎ。